とても広い北海道!
そんな北海道には俗にいう田舎と呼ばれる地域がたくさんあります。
北海道の田舎と呼ばれる地域はどれくらいの田舎なのでしょうか?
もし移住することになって困ることや不便なことは?
など今回は北海道の田舎事情について紹介します。
北海道の田舎事情を紹介!
北海道はとても広く田舎とやばれる地域が多くあります。
北海道でも、
札幌近郊や旭川、函館、帯広、釧路、苫小牧、北見などは比較的栄てはいるものの他の地域は俗にいう田舎と呼ばれる地域が多くあります。
私も現に北海道の田舎の出身で、
高校を卒業するまで地元の田舎で暮らし、地元の田舎で数年仕事もしたことがあります。
今回は北海道の田舎事情を紹介します!
もちろん田舎と一括りにしても、地域の特色などがあるのでそれぞれ事情が異なります。
北海道の田舎出身の私が感じた、体験したことを中心に書くので他の地域では異なることも多々ありますが、北海道の田舎に興味がある方や他の地域の都市部に住んでない方など楽しんでいただければと思います!
都市部では当たり前にあるものが車で2時間
私の地元は比較的大きな街まで行くのに車で2時間ほどかかります。
都市部には当たり前にある、
「アクドナルド」「吉野家」「映画館」などは車で2時間かけて走らないとありません。
映画を見に行くのみにも車で2時間かけてみに行く。
マクドナルドや吉野家を初めて食べたのは高校を卒業して札幌の専門学校に入学した時でした。
今はネットで映画をレンタルしてすぐに見ることができますが、
TSUTAYAやGEOも車で1時間走らないとありません。
よくネットで見る田舎の人はイオンで遊ぶというのも、
イオンまでも車で2時間ほどかかるのでイオンがある街は比較的大きい街だと思っています笑
北海道の田舎には基本的にチェーン店が少ないです!
私の地元でも農機具や車メーカー以外の一般的に行くようなチェーン店は、
全国展開しているものが「セブンイレブン」「ツルハドラック」「マツヤ電気」
北海道を中心に展開しているチェーン店は、「セーコーマート」「ホクレンショップ」「コープサッポロ」しかありません。
過去にはあった「au」「docomo」のショップも今はなくなり最寄りの携帯ショップまで車で1時間かかります。
外食に行く時は限られたとこになる。
都市部の海鮮丼の値段に驚く。
チェーン店がほぼないので都市部に当たり前にある飲食店はありません。
外食をするにも店舗数が少ないのでいつも同じようなところに行くしかありません。
様々なお店がある都市部とは違い外食を楽しむ機会が少ないです。
その代わり夏などはみんなで集まって車庫などでバーベキューを楽しむことができます。
外でバーベキューを楽しめるところを探さなくてはいけない都市部の人と比べるとどこでもバーベキューをするところがあるのはメリットです!
私の地元は海の街なので知り合いから海産物をもらったり、新鮮な海鮮丼やお寿司も比較的安い値段で食べれるところもあります。
いくらなども家で普通に出てくきていたので、
本州のいくら丼はもちろん札幌のいくら丼や海鮮丼の値段にはじめはびっくりしました。
食材をもらえる
これは田舎と言っても人それぞれではありますが、
田舎出身で田舎にずっと住んでる人はよくあります。
私の実家が農家ということもあり、
私の親は野菜をあげた代わりや近所付き合い、昔からの付き合いなどで海産物や山の幸などをたくさんもらいます。
地域によってもらえるものは変わりますが私の地元では、
《鮭/いくら/カニ/ホタテ/エビ/鹿肉/牛乳/魚類/キノコ類/フキなど山のものなど》
逆に私の実家が野菜農家で野菜をあげているので、
じゃがいもや玉ねぎなどなど様々な野菜をもらっている人もいるということになります!
実家が農家だったこともあり、
初めて一人暮らしをした時はスーパーの食材の高さに驚きました。
また米農家から直接お米を購入すれば市販のものを買うよりもとても安く購入することができます。
外遊びを楽しめ場たのしさは無限大!
田舎の人はよく何して遊ぶの?と言われますが外で遊ぶことを駆使すれば都市部より自由に遊ぶことができます!
人それぞれアウトドア派とインドア派はいると思いますが、
アウトドア派の方は田舎の外遊びは楽しめると思います。
都市部では公園でボールを使うのが禁止というところも多いですが、
北海道の田舎は車通りが多い国道などを除けばどこでボール遊びしてもOK!
家の周りで水遊びをしたり、
雪が積もってる時は車庫の屋根の上からソリをしたり、もちろんやりすぎはよくありませんが結構好き勝手遊ぶことができます。
買い物やおしゃれなカフェ巡りなどはできませんが、
都市部より外で遊べるところは多いのでアイディア次第で遊び方は無限大です!
噂が広まる・田舎特有の管理社会が嫌になる
田舎出身なので基本的には田舎は好きですが、
私が田舎で一番嫌いなのが噂がすぐ広まる、田舎特有の管理社会。
どこどこの誰々さんがという噂話はよくあります。
自分の気にしすぎということもありますが、
私自身も噂話はされたことがあると思います。
気にしない人は問題ないですが、そういうのを気にする人は耐えれないこともあるかもしれません。
地域などにもよりますがネットなどに書いているほどはひどくはないと思います。
同級生はみんな幼なじみ
田舎は保育園、幼稚園の数も少なく、
小学校、中学校、高校は1つしかありません。
小学校、中学校まではみんな同じ学校へ行きます。
高校になるとスポーツや勉強などで違う高校へ行く人もいますが、ほとんどの人は高校までは地元の学校に通うので、
保育園から高校までみんな同じところに通うことがとても多いです。
なので都市部の人たちがいう幼なじみの感覚とはかなり異なります。
もちろん仲がいい人、仲がよくない人はいますが、
ずっと仲がいい人は大人になっても頻繁に遊んだり連絡を取ります。
視野が狭くなる
人それぞれではありますが、
北海道の田舎で暮らすと都市部の人と比べると視野が狭くなります。
北海道の田舎の人は、
高校を卒業すると札幌や旭川に就職、進学する人と地元で就職する人と別れることが多いです。
東京や本州に行く!という人は少なくまずは札幌と考える人が多くいます。
本州に行くのは基本的に飛行機になるので北海道特有の考え方というのもあるかもしれませんが、
都市部のように色々な人にあって影響を受けたりする、多くのものに触れる機会が少ないのでどうしても視野が狭くなってしまうのかもしれません。
またずっと同じ環境、同じ人と過ごしてきたので違う地域に行っても何か合わなかったという理由で地元に戻ってくる人も多くいます。
もちろん地元で困ることがない程度にのんびりくらいしたい人もいれば、
色々なことに挑戦したいという人もいるのどっちがいいということはありません。
ただどうしても視野が狭くなってしまい新しいことに挑戦しない人は多くいるのも事実です。
地元にずっと暮らしている人は、仕事の都合ももちろんありますが、
旅行に行こうとする人も少なく休みが続いたときは札幌に行くという人が多いように思います。
完全な個人の主観ですが、
学生の頃に俗にいうイケてるグループにいた人は地元に残る、地元に帰ってくる傾向が高いと思います。
その他北海道の田舎の特徴
他にもある田舎出身の私が思う北海道の田舎の特徴を一気に紹介します。
◆飲み屋さんに行くと高確率で知り合いに会う。
◆冬は家の周りの雪かきが大変。
◆通販の商品が届くのが最短でも3日かかる
◆本屋が小さいので欲しい本がないことが多い。
◆家を立てるのが安い!
◆電車がないので車が便利
◆仕事の選択枠は少ない。
◆習い事をできるところがない。
北海道の田舎に移住して困ることは?
上記では北海道の田舎出身の私が思う北海道の田舎の事情を紹介しました。
北海道の田舎に移住を考えてる人もいると思います。
北海道の田舎に移住した場合どのようなことに困るったり不便に感じてしまうのでしょうか?
今まであったお店などがない。
お店自体が少ない。
上記でも紹介した通り北海道の田舎にいけば行くほどチェーン店がありません。
今まで当たり前のように利用していたお店がなくなります。
札幌近郊や旭川近郊などの市町村は比較的チェーン店も多いですが、
そこから外れてしまうとチェーン店がコンビニだけなんで街もあります。
またお店も少ないので自分が欲しいものがすぐに手に入らないことも多くあります。
交通機関がない
地下鉄はもちろんJRもないところがほとんどです。
JR北海道もどんどん廃止になっている路線が増えています。
町内などを走っているバスに乗るという手段もありますが、10分に1本などそこまで頻繁に走っているわけではありません。
北海道の田舎は基本的には車があるととても便利です。
田舎はお店などがある範囲が狭いので、
ライフスタイルによって遠出をする時はバス、買い物に行く時は自転車などの選択肢もありますが、基本的には車が必要になると考えておきましょう。
仕事の種類が少ない
定年でゆっくり暮らすのに移住する人やパソコンがあれば仕事ができる人は別ですが、
移住して新たに仕事を見つけるとなると北海道の田舎が業種がかなり絞られます。
業種にもよりますが給料も都市部より安いです。
今まで経験したことがない業種につかなくてはならなくなってしうこともあります。
田舎は高齢化社会が進む
北海道の田舎に住んでる若い人の多くは札幌近郊や旭川に移住します。
北海道の田舎に移住して家を建てて住んだはいいものの、
周りにいた若い人はどんどんといなくなりどんどん高齢化が進みます。
お店もどんどん減っていき将来的にはもっと不便になっていくかもしれません。
田舎特有の人付き合いが合わないことも
地域によっても異なりますが、
田舎特有の距離感が難しい人付き合いが合わない人もいると思います。
人が好きで誰とでも深く仲良くなれる人なら楽しめますが、
そこがどうしても合わないとストレスになってしまう人が多いのも事実です。
他の都府県が遠い
北海道から他の都府県に行く場合は基本的には飛行機になります。
北海道外から北海道の田舎に移住をすると他の都府県がかなり遠く感じます。
住む場所にもよりますが、
車で空港まで数時間かけていきそこから飛行機に乗ることになります。
他の都府県のように電車で比較的簡単に他の都府県に行けることがありません。
冬は寒い/雪かきが大変/暖房費がかかる
北海道の冬はもちろん雪が積もります。
地域によっては氷点下30度になるような地域もあります。
冬の北海道に旅行で数日くらいならいいかもしれませんが1シーズン北海道の冬を経験するのは結構しんどいです。
また雪が積もるので家の前の雪かきも必要になります。
雪が多い日には1日に何度も雪かきをしなくてはなりません。
また寒い北海道は暖房は必須。
会社によっては暖房費を出すところもあるくらい暖房にお金がかかります。
最後に
今回は北海道の田舎事情や移住する際に困ることを紹介しました。
私自身北海道の田舎の出身なので田舎は好きですしいいところはたくさんあると思っています。
しかし都市部から北海道の田舎へ移住となると話は別です。
移住は旅行ではないので、
空気が美味しい、自然が豊か、食べのものが美味しいなどの綺麗なところだけではなく、苦労することが多いのが現実です。
自給自足をして暮らしたい。農家を始めたいなど何か志がないと嫌なことばかりが目についてくると思います。
個人的には札幌や旭川などから離れた場所ではなく、
田舎でも札幌近郊や旭川近郊などがおすすめです。
田舎はどんどん高れかも進み将来的にお店も無くなっていきどんどん不便になっていきます。
北海道の田舎の地域のためにも移住をおすすめしたい気持ちもありますが、
無責任にただおすすめすることもできません。
軽い気持ちで北海道の田舎に移住をしたい!と思っている人はいないと思いますが、いいところばかりではなく、北海道の田舎に移住してどんな苦労があるのか、実際に移住した人に話を聞いてみる、移住したい町では移住してくる人にどんな手当があるのか、どのような事業をやっているのかなどしっかり調べた上で判断する必要があります。
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