北海道の活火山の数や一覧。噴火の危険性やランク・噴火警戒レベルは?地図画像あり!

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こんにちは!あそびば北海道です!

日本には111もの活火山があり、
北海道は活火山の数が日本で2番目に多い地域。

北海道にはどれくらい活火山があるのか?
危険性を表すランクは?噴火は?など、

今回は北海道の活火山の数や一覧など、
北海道の活火山を紹介します。

北海道の活火山の数/一覧

北海道の活火山一覧地図

 

日本には111の活火山があり、
そのうち18山が北海道にあります。
(北方領土は除く)

 

一番多いのが東京の21山で、
北海道は東京に次ぐ、
2番目に活火山が多い地域になります。

 

活火山は簡単に言うと、
「噴火の記録がある火山や、
今後噴火の可能性がある火山」

のことを指します。

 

活火山は、
✔︎観測データに基づく「100年活動指数」
✔︎地層に残る規模の噴火歴「1万年活動度指数」

を見てランク分けされています。

ランク分けは、
「今後噴火が近い!」
というものではなく、
過去のデータによる火山活動度を示したものになります。

 

活火山のランクは、

【ランクA】
100年活動度/1万年活動度が特に高い活火山

【ランクB】
100年活動度/1万年活動度が高い活火山

【ランクC】
100年活動度/1万年活動度が低い活火山

【対象外】
データが不足しているためランク分け対象外
となっている火山

に分けられます。

 

北海道にはランクAの活火山が4山、
ランクBの活火山が6山、
ランクCの活火山が8山、
他にも対象外のデータが不足している山もあります。

北海道の活火山ランク一覧
ランクA
(4山)
✔︎十勝岳(美瑛/上富良野/新得町)
✔︎有珠山(洞爺湖/壮瞥町/伊達市)
✔︎樽前山(苫小牧/千歳)
✔︎北海道駒ヶ岳(森町/鹿部町/七飯町)
ランクB
(6山)
✔︎知床硫黄山(斜里町/羅臼町)
✔︎羅臼岳(斜里町/羅臼町)
✔︎摩周(弟子屈町)
✔︎雌阿寒岳(釧路/足寄町)
✔︎恵山(函館)
✔︎渡島大島(松前町の無人島)
ランクC
(8山)
✔︎利尻山(利尻島)
✔︎大雪山(東川町)
✔︎アトサヌプリ(弟子屈町)
✔︎丸山(新得町/上士幌町)
✔︎羊蹄山(倶知安/喜茂別/真狩/京極)
✔︎ニセコ
✔︎恵庭岳(千歳/恵庭)
✔︎倶多楽(白老町)

 

北海道の噴火警戒レベル

活火山は、
2007年から「噴火警戒レベル」
というのができたよ!

火山ごとに、
気象庁から発表される、
「噴火警戒レベル」というものがあります。

5段階にレベル分けされており、
それぞれの活火山の状況を見て、
随時発表されています。

種別 レベル 対象範囲
特別警報
【避難】
移住地域/
それより火口側

【避難準備】
警 報
【入山規制】
火口から
移住地域近くまで

【火口周辺規制】
火口周辺
予 報
【活火山である
ことに留意】
火口内等

上記の5段回にレベル分けされています。

 

2020年6月現在の、
北海道の活火山は、

噴火警戒レベル1の山が9つありますが、
他の活火山は噴火警戒レベルの対象になっていません。

2020年6月現在
噴火警戒レベル1の活火山

✔︎アトサヌプリ
✔︎雌阿寒岳
✔︎大雪山
✔︎十勝岳
✔︎樽前山
✔︎倶多楽
✔︎有珠山
✔︎北海道駒ヶ岳
✔︎恵山

最新の噴火警戒レベルは、
気象庁のホームページで確認することができます。

気象庁ホームページ

 

北海道ランクA活火山の過去の噴火や現状

ここでは北海道の、
ランクAに分類されている、
活火山の過去の噴火や現象を紹介します!

十勝岳

十勝岳の風景

十勝岳は、
美瑛町/上富良野町/新得町にまたがる、
標高2,077mの山

 

現在は、
噴火警戒レベル1に指定されており、
火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候は見られませんが、
火口周辺は火山ガスの濃度が高い可能性があるので、
注意が必要です。

 

記録に残る十勝岳の噴火
✔︎1857年(安政4)

✔︎1887年(明治20)

✔︎1925年(大正12)
小規模の噴火を繰り返し活発化、
1926年に大規模噴火が発生。
一連の噴火での死者・行方不明者は144名

✔︎1928年(昭和3)

※噴気や水蒸気噴火、噴煙等は除く

 

樽前山

樽前山の風景

樽前山は、
千歳と苫小牧にまたがる、
標高1,041mの山

 

現在は、
噴火警戒レベル1に指定されており、
山頂火口原内の溶岩ドームとその近くは、
火山ガスなどの警戒が必要です。

 

記録に残る樽前山の噴火
✔︎1667年(寛文7)

✔︎1739年(元文4)

✔︎1804年〜1817年

✔︎1867年(慶応3)

✔︎1874年(明治7)
札幌でも降灰

✔︎1909年(明治42)

※噴気や水蒸気噴火、噴煙等は除く

 

有珠山

有珠山の風景

有珠山は、
洞爺湖町と壮瞥町/伊達市にまたがる、
標高737mの山

ロープウェイで山に登ることもでき、
観光スポットにもなっています!

 

現在は、
噴火警戒レベル1に指定されており、
火口内等で噴気、火山ガスの噴出が見られています。

 

記録に残る有珠山の噴火
✔︎1663年(寛文3)

✔︎1663年~1769年

✔︎1769年(明和5年)

✔︎1822年(文政5)

✔︎1853年(嘉永6)

✔︎1943年~1945年(昭和18~20)
この時できた溶岩ドームが「昭和新山」
と名づけられました。

✔︎1977年~1978年(昭和52~53)
一連の噴火で死者2名/行方不明者1名

✔︎2000年(平成12)マグマ水蒸気噴火

※噴気や水蒸気噴火、噴煙等は除く

 

北海道駒ケ岳

北海道駒ヶ岳の風景

北海道駒ヶ岳は、
森町/鹿部町/七飯町にまたがる、
標高1,131mの山

 

現在、
噴火警戒レベル1に指定されており、
活火山であることから、
小規模の噴出現象の発生の可能性があるので注意。

 

記録に残る北海道駒ヶ岳の噴火
✔︎1640年(寛文17)

✔︎1694年(元禄7)

✔︎1856年(安政3)

✔︎1929年(昭和4)
家屋の焼失/全半壊/埋没など1915余り

✔︎1942年(昭和17)マグマ水蒸気噴火

※噴気や水蒸気噴火、噴煙等は除く

 

過去に起きた北海道の地震

2018年9月6日
北海道で最大震度7の地震が発生し、
土砂災害、液状化、北海道全域で停電になるなど大きな被害が出ました。

北海道では過去にも地震による被害が出ています。

北海道で過去に起きた地震はこちらの記事から

北海道で起きた大きな地震

 

 

最後に

日本は地震の多い国で、
活火山が噴火し甚大な被害をもたらしてしまうことも多々有ります。

平成に入ってからも長崎の雲仙普賢岳や
長野、岐阜の焼岳。

記憶にも新しい、
多くの登山客が犠牲になった、
長野、岐阜にまたがる御嶽山。

熊本の阿蘇山など。

多くの噴火が起こり、被害が出ています。

近年は地震や異常気象などが多く、
北海道の火山も前兆なく噴火する可能性もあります。

突然の自然に災害に備えて、
様々な準備や周りの人と話をしておくなどの心構えが必要です。

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